蔵書のテーマ選び
手元にある本で、一番大所帯のテーマを考えてみますと、私の場合「熱帯魚飼育」ということになると思います。
熱帯魚にハマっていた頃に雑誌や飼育書などの本を手当たり次第集めました。
ただこのテーマでは予算、スペース共にすぐに限界が来てしまい、結局手元に残っている本を眺めてみても「熱帯魚飼育」というテーマにしては貧弱な「雑本の塊」になってしまいました。
その後「グッピー」という熱帯魚に夢中になり、その飼育書を中心に買うようになりました。
目録を作り、それを片手に古本屋を回ったり、ネットを徘徊したりしました。
また雑誌もグッピー記事の索引を作ったりもしました。
「読む」以外の本の楽しみを実感させてくれたテーマとして、今でも大変思い出深いものとなっております(残念ながらグッピー飼育を続ける事ができなくなり、本集めも中途で挫折してしまいましたので、手元にある本は中途半端な蔵書になってしまいましたが)。
そんな自分の経験から「テーマ」というのをどう設定するかは非常に重要かつ難しいものだと痛感致します。
大き過ぎる範囲のテーマは、テーマを定めないで本を買っているのと同じような混乱と限界を招きます。あまりに狭く区切りすぎると、今度は簡単に蔵書が完了してしまい蔵書を作る楽しみに欠ける。
そうかと言って大きさだけを気にして自分の興味から外れるテーマを選んでも面白くない。
そもそもそのテーマの規模がどれほどのものになるのか、それはやってみないとわからない。
テーマ設定は本当に厄介な問題です。
なので蔵書のテーマを考える際は簡単に規模や予算を想定してみて、あとは実際にやってみるのが良いかなと思います。
あとで幾らでも修正はできますしね。
ただテーマをまったく別な物に変えてしまうというのは如何にも惜しいです。
なるべく自分の興味が長続きしそうな分野、ライフワークと呼べるような長いスパンで挑戦できるテーマを設定する事ができたら、それだけで幸せな事な気がします。
「修正は柔軟に、変更は慎重に」 というのがテーマ設定のツボでしょうか。
なんて偉そうに書きましたが、私自身が迷走中。
さぁ私はどうしよういかな~