蔵書のテーマを決める利点
蔵書にテーマを決めると何が良いのか?
本の整理がしやすいです。
テーマに沿ったものを一等地に置く。そうでないものは押入れ、もしくは処分という決断もしやすくなります。
予算の振り分けがしやすく、高価な本にも手が出る。
あれもこれもと買っていると一つの分野に割ける予算は少なくなりますが、テーマがあればその分野に予算を回して、他の分野は図書館で、なんて事もできるようになります。
もちろんテーマを決めても予算自体は変わらないのですから、テーマ外の分野にはしわ寄せがいきます。でも虻蜂取らずになるよりは・・・
書誌学の真似事ができる
テーマ内の本を探すようになると、本自体を調べる必要が出てきます。書誌学なんて学問もありますが、それの真似事のような事も体験できるので、本を読む楽しみ以外にも本との付き合いができるようになります。
マニアになれます
テーマに沿って本を集め、読んでいけばその分野のマニアになれる可能性が出てきます。古本屋で「どのような本をお探しですか?」と聞かれまごつく事など無くなります。
さらには何か気付ける点があれば、自分独自の研究ができ、自分にしかない観点を持つ事ができるようになる可能性もあります。
以上の事を見ると、研究者やマニアならすでに実践されている事だと思います。
ただ私は興味の赴くままに漫然と本を買ってきたので、上記の恩恵を受けられず、スペース的にも、知識的にも、行き詰まりを感じるようになりました。
そこで一念発起!
テーマのある蔵書というのを作ってみたくなったという訳です。
次回は「テーマの決め方」に関して書いてみたいと思います。